ろうそく返し

Candle, spike

 けん玉教室に通っていたり、けん玉サークルに所属していないので、普段は一人で色々と考えながらけん玉をしています。それはそれで楽しいのですが、やはり中には成功への手がかりを全く掴めない技もあったりして、出来る人にコツを聞けたらなと思うこともあります。そんな技の一つが、この「ろうそく返し」です。どういう技かと言うと、まず「ろうそく」ですが、これはけん先だけを持ち中皿に玉を乗せた状態のことです。私の場合は、「ふりけん」の要領で前に振って乗せています。協会ルールでは、けん先以外の部分に手が触れないように持つのが正しいと聞きました。そして「返し」ですが、これは「ろうそく」から玉を上げ、その間にけんを半回転させて持ち、けん先で落ちてくる玉を受けるという動きになります。私はこの「返し」の部分が、全くというほどできずにいました。具体的には、玉を上げようとすると、穴が自分とは反対側に回ってしまい、全くけんに入れられないというものでした。
 そんな中、あるけん玉の集まりに参加した時、運良く上級者の方から指導して頂く場面に恵まれました。その方によると、例の、玉が逆回転してしまう現象は、無意識に手前にけんを振り上げているせいで、グリップがかかりその結果として穴が逆に向くのではないかとのことでした。自分では全く気づかなかったのですが、膝で上げているつもりが、腕も動き過ぎとの指摘もありました。そこで、あまり深く沈み込まず、腕を固定したつもりで軽く上げてみてはどうかとのアドバイスをいただき、しばらく練習を続けていたところ、初めて成功することができ、その後も危なげなくとまではいきませんが、何回か成功することができるようになりました。その翌日に撮影したのが上の動画になります。やっと出来ている感が強いですが、今まで練習してても出来なかった期間が長かったこともあり、楽しくて仕方ないと言った心境でした。教えて頂いたことに大変感謝しています。こうした「つながり」が生まれることもまた、けん玉の魅力だと思います。

 ろうそく持ちの図です。赤い玉ならもっと雰囲気が出るかもしれません。指でけん先を持った時の不安定感もまた、「ろうそく」と呼ばれる所以なのでしょうか。けん玉の技の名前には、本当に感心させれらることが多くあります。そこに込められた先人たちのけん玉への思いが今もまだ生き続けている証拠です。