1回転月面着陸〜月面とんぼ返り〜1回転さかおとし
1 turn lunar, Lunar flip, Falling in
「月面着陸」と呼ばれるけん玉の技があります。玉を持って、「飛行機」の要領でけんを振り上げ、大皿のみ(あるいは小皿のみ)を玉に接地させ、やや斜めの状態でバランスを取って静止させるという技です。言葉で説明しようとすると難しいのですが、下記の画像のような状態です。私は初めてこの技を動画で目にしたときは、とても驚きました。もしかしてマグネットが仕込まれた専用のけん玉が売られているのかもとさえ思ったくらいです。念のため自分のけん玉を使って手で乗せてみたところ、うまくバランスを取ることができれば、しっかり静止することが分かりました。しかしそれが分かったところですぐに出来るようなるというふうにはなりませんでした。何日も練習し、成功に近づいたかと思えば遠ざかる、そんなもどかしい時間を過ごしました。思い悩み、自分の使っているけん玉の塗装が月面に向いていないのかもと、衝動的に玉がラバー塗装タイプのけん玉を買ってしまったほどです。(でもそのけん玉はけんの重心が思い切りけん尻寄りで、月面着陸には不向きなけん玉だということに、後に気づきました)。その後も練習を続け、次第に程よい角度でけんが上がってくるようになったのですが、最後ピタッと止めることができず、大げさですがそれはまるで、月面周回まで達成し、月面着陸まではあと一歩となった時のNASAのスタッフ達の心境そのものだったと思います。かつてアメリカが国家の威信を懸けて挑んだ月面着陸という歴史的偉業。たとえけん玉といえど、その名を冠した技の完成までは、まさしく一大事業といえる物語があるのだとその時気づきました。そしてようやく訪れた着陸成功の瞬間。私にとっての大きな一歩です。こういった喜びをまた味わいたくて、今日もけん玉をしています。

動画では1回転月面をして、その後月面のとんぼ返り、そして1回転のさかおとしをしています。使用しているけん玉は、アメリカ製「Sol Kendamas」製のけん玉です。穴に近い部分はクリア塗装(ペタペタではない)。そしてカラー塗装の部分はマット、いずれも手で触るとグリップ感はそれほどありませんが、けんのバランスの良さや大皿の大きさと相まって、月面も問題なくできる総合力の高いけん玉です。メープルなので丈夫で、けんに入った時の音も良く、ついつい手にしてしまうけん玉です。